夜間の運転には十分注意!
夜間の運転をしている際に、「あれ?ライト点けてるのに何だか暗い…ちゃんと点いてる??」と感じた事はありませんか?
夜間は周囲がよく見えなくなる分、昼間の運転よりもより集中力や注意力が必要になってきますね。
2019年の交通事故による死亡者数は3215人でした。その中でも夜間の事故は半数近くになります。
最も事故の多い時間帯は17時~19時で、日中仕事で疲れ集中力が低下していたり、ヘッドライトの点灯が遅く事故に繋がる事が多いようです。
ヘッドライトの照射距離はハイビームだと約100mで、ロービームでは約40m。
車が時速60㎞で走行していて急ブレーキをかけたときに停止するまでの距離は約44mなので、夜間ロービームで走行していた場合、歩行者や障害物の手前で停止するには間に合いません。※停止距離は路面の状態によっても変わります。
更に、せっかくライトを早めに点灯させても、冒頭で触れたように「暗い」と感じる状態だと歩行者発見が遅れてとても危険です!
暗くなる原因は?
■対策①汚れが原因の場合
では、暗いと感じる原因は何でしょう?
先ず1つはヘッドライトの汚れです。
黄ばんでいたり、曇っていたりすれば当然明るさも遮られてしまい暗くなってしまいますね。
この黄ばみの主な原因は紫外線なんです。
ヘッドライトの素材はポリカーボネートという熱可塑性プラスチックの一種で、ガラスよりも強度が高く破損しても飛び散りにくいというメリットがありますが、太陽光による紫外線には弱く黄ばみやすいのです。
また、年月の経過による劣化、細かな傷なども曇りや汚れ付着の原因となります。
この黄ばみをキレイにするには、耐水ペーパーで磨き、黄ばみを落としてからコーティング剤で保護をします。
専用のクリーナー・コート剤も販売されており、一通りの過程がセットになっているクリーナーキットがオススメ!
メーカーによって使用方法が違ってきますので、ご自身で行う場合は黄ばみ具合等を考えて購入しましょう。
黄ばみ、傷を防止するにはコーティング以外にもヘッドライト用のプロテクターや保護フィルムなども!
しかし車種によっては取り扱っていない可能性もありますので、購入の際は要確認が必要です。
対策➁バルブ交換
次に考えられるのはヘッドライトのバルブです。
寿命がきている可能性があるので交換してみましょう!
バルブにはハロゲン、HID、LEDの三種類あり、それぞれで少しづつ特性が異なります。
◉ハロゲンは昔から使用されている一般的なもので、少し黄色みがかった光になります。
価格も安く、簡単に交換でき、発光する際に熱を持つので、降雪時にはライトに積もる雪を溶かしてくれるというメリットもあります。
◉HIDはハロゲンよりも明るく白い光で、消費電力が少ないので寿命も長いです。
夜間でも比較的視界はいいのですが、点灯してから完全に明るくなるまでに少し時間がかかってしまいます。
◉LEDはご存知の方も多い思われます。
LEDは近頃の新車に多く使用されており、発光力も三種類の中で一番で、白い光になります。
点灯直ぐに明るくなり、省エネで取り付けも簡単です。
しかし発光の仕方に違いがあり、ハロゲンとHIDは拡散される光ですがLEDは直線的なのでものによっては明るいと感じにくい事も。
どれにしたらいいのかな?とお悩みの場合はカー用品店に問い合わせてみるといいでしょう!
車検NGに注意!
気を付けたいのは、ご自身でバルブ交換をした場合です。
バルブの発光具合や反射等、規定に満たなければ車検が通りませんし、肝心の夜間の運転にも支障をきたしとても危険です。
発光色も検査規定があり、色は白となっています。(※2005年12月31日以前のお車は黄色でも可)
こちらは検査員の目視にて行われます。
光の色の単位は「ケルビン」といい、数値が低いと黄色で高くなると青白くなり、車検基準の白色は3,000~7,000ケルビンが目安になっています。
なので「青っぽい光の方がカッコいいしな~」と、バルブを青みの発光が強いものに交換して車検が通らなかった…なんて事にならないように注意しましょう!
もし不安な場合は、自動車整備会社などで事前に確認してもらう事をオススメします!
まとめ
いかがでしたか?
ヘッドライトをキレイにする事で夜間の見通し良くし、安全運転に繋げましょう。
自分でヘッドライト磨きやバルブ交換するのはちょっと大変という方は、カー用品店や自動車整備工場でも行っていますので最寄りのお店に問い合わせてみてください。
もちろん車検のコバックでも受け付けています!!
大切な愛車に関してご不明点やご相談がございましたら遠慮なくお問い合わせください♪